米Googleは10月24日(現地時間)、ユーザーによる個人情報管理方法の改善の一環として、検索やGoogleマップなどの各サービスでのアクティビティをサービス内で確認・削除できるようにすると発表した。まずはデスクトップとChromeブラウザでのGoogle検索でローリングアウトしていく。
これまでもユーザーのアクティビティは確認・削除できたが、アカウント管理ツール「Googleアカウント」を開く必要があった。
Android端末のChromeブラウザの場合、検索結果ページの左上に表示されるようになった[≡]をタップすると表示されるメニューの[検索におけるデータ]をタップすると、検索アクティビティが表示される。さらに[すべての検索アクティビティ]をタップすると検索履歴が表示され、個別に削除できる。
[検索におけるデータ]のページには「アクティビティのデータが検索で利用される仕組み」の説明や、広告のカスタマイズを無効にする機能などもある。
米FacebookのCAスキャンダル発覚以降、FacebookやGoogleなど、広告を主な収入源にしている企業による個人データ収集への批判が高まっている。
Googleのスンダー・ピチャイCEOは同日、ベルギーのブリュッセルで開催中の第40回データ保護プライバシー・コミッショナー国際会議(ICDPPC)に動画メッセージで参加し、「プライバシーは個人の権利であり、われわれは一致協力して維持しなければならない。現在、世界中のデータ保護のルールを策定する気運が高まっている。私はこの傾向を歓迎する」と語った。
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