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ティム・クック、ウォーレン・バフェットとの関係を語る

» 2019年05月08日 12時11分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

 米CNBCが、ウォーレン・バフェット氏がCEOを務める投資ファンド「Berkshire Hathaway」年次株主総会に出席したAppleティム・クックCEOへのインタビューを掲載している

photo CNBCより

 ティム・クックCEOがBerkshire Hathawayの年次株主総会イベントに出席するのは初めて。世界最大の投資持株会社であるBerkshire Hathawayの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェット氏のことは勿論知っていたが、バフェット氏がAppleに関心を持ち多額の投資を行っていたことは最初知らなかったそうで、それを知って喜んだという

 Appleは、多くの投資家と意見交換を行っていて、2011年8月にクック氏がAppleのCEOに就任し、現金保有額が1000億ドルを超えたあたりで、2012年に投資家リストの1番目にリストアップされていたバフェット氏と電話会議した時、自社の価値をもっと評価すべきで、自社株を買い戻すようアドバイスを受けたそうだ。

 CNBCのキャスターであるベッキー・クイック氏は、スティーブ・ジョブズ氏はAppleを、ビル・ゲイツ氏はMicrosoftを経営し、互いを尊重しあいながら激しい競争関係にあったが、ティム・クックCEOにとってのライバルは誰かと質問。

 クックCEOは「私を嫌いな人はたくさんいると思うが、私はライバル視する相手を持っていない」と話した。Appleは多くの分野で様々なライバルがいて、OSではGoogleとMicrosoft、ハードウェアでは、SamsungやHuaweiに加えて多くの中国企業、パソコンではDell、HP、Lenovoなどと競争していると話し、「しかし、私は人格や会社に固執しない。私たちはお客様に焦点を合わせ、常にお客様にできることは他にないかと自問している」と話した。

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