東芝は5月13日、半導体子会社の東芝デバイス&ストレージで約350人の早期退職者を募集すると発表した。人員数を事業規模に見合った形に整理することで、半導体市況の悪化に対応する狙い。
対象は、システムデバイス事業部や営業部門などに在籍する社員で、9月末までの退職を予定する。早期退職者には特別退職金を支給する他、再就職支援も行う。
発生する費用は約64億円。東芝が13日に発表した2020年3月期の通期連結業績予想(売上高3兆4000億円、営業利益1400億円)に織り込み済みだが、今後変動する可能性もある。
東芝は18年11月、同社と子会社の東芝エネルギーシステムズ、東芝デジタルソリューションズでも早期退職者を募集。約1060人の募集に対して823人が応募し、19年3月末までに退職している。
今後も人員整理を継続予定で、東芝エネルギーシステムズ社員のグループ内外への再配置を計画している。
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