LINEは5月14日、昨年12月に命名権を取得したコンサートホール、渋谷公会堂(東京都渋谷区)の新名称を「LINE CUBE SHIBUYA」に決めたと発表した。6月1日付で名称を変更し、2029年3月まで9年10カ月間にわたって使用する。
同施設は15年にいったん閉館し、現在は建て替え工事中。オープンは10月13日の予定で、地下2階・地上6階建て、1956人を収容可能となる計画。電子チケットサービス「LINEチケット」、モバイル決済サービス「LINE Pay」、ライブ配信サービス「LINE LIVE」なども導入する。
新名称の「CUBE」には、「アーティストの才能や情熱が集まり、訪れた人々に新たな価値や体験を提供する空間」との意味が込められており、今後は文化・芸術の発信拠点として活用していく。
オープン後は“こけら落とし公演”として、音楽ユニット「Perfume」のライブを開く予定。スケジュールなどの詳細は後日公表する。
LINEは16年に渋谷区とパートナー協定を結び、子育て情報の配信など区民の支援を行ってきた。19年2月からは渋谷公会堂の指定管理者となり、芸能事務所のアミューズ、施設管理などを行うパシフィックアートセンターと共同で管理・運営を手掛けている。初公演に起用するPerfumeもアミューズ所属だ。
渋谷公会堂の運営によって地域を活性化する狙いもあり、LINEは「地域の皆さまと一体となり、渋谷区の発展に貢献する」としている。
同施設は06年からの5年間、サントリーが命名権を保持。飲料名にちなんで「渋谷C.C.Lemonホール」と命名されていた時期がある。
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