eラーニングサービスなどを手掛けるKIYOラーニング(東京都千代田区)は5月30日、資格取得を目指す受講者の学習行動から、本番試験で獲得できる点数を予想して提示するシステム「AIマスター」のβ版をリリースしたと発表した。ある問題を解くことで、成績の向上にどの程度の効果があるのかを具体的に提示することで、受講者のモチベーションを高める狙い。
AIマスターは、同社が運営するeラーニングサイト「スタディング」の新機能。講座を受講しているときに「この問題を80%以上正解になるまで練習すると、あなたの試験の予想得点が2点アップします。頑張りましょう!」といったアドバイスをポップアップ表示する。
受講者に講座や問題の重要度、効果を具体的に示すことで、学習時間にメリハリを付けたり、モチベーションが高まったりするという。現在は「中小企業診断士講座」のみ対応する。
点数を予想するAIは、モデル化した受講者の学習行動履歴、学習時間、模擬試験の点数といったデータから試験の点数を予想するという。
今後はより細やかなアドバイスができるよう、より多くのデータを収集し、学習モデルを成長させていくという。
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