AI活用は検証から実用へ NECが語る“筋のいい企画”の条件(1/2 ページ)
AI(人工知能)活用に取り組むも何らかの理由でPoC(概念実証)から先に進めない企業が少なくない。一方で、スムーズに検証から実用フェーズに移行し、着実に成果を出している企業もある。両者の違いは何か。
NECで企業のAI活用をサポートする本橋洋介氏(AI・アナリティクス事業開発本部 シニアデータアナリスト兼データサイエンス研究所 シニアエキスパート)は、5月28日に開催されたAI技術の専門イベント「NEC the WISE Summit 2019」で、「AIをうまく活用している企業は、AIを業務で使い続けるための仕組み作りができている」と語った。
「筋のいい企画」の条件
本橋氏は「持続的なAI活用には、企画、人材、環境の3要素を、点ではなく面で考える必要がある」とした上で、特に企画の重要性について強調した。
AIとデータ活用を打ち上げ花火で終わらせないためには、全社横断でどの事業に活用できるかのロードマップを考える必要がある。本橋氏は、企画を考える際には「実現性が高いもの」と「価値の高いもの」を意識すべきと指摘する。「いきなり両立するのは難しいので、まずは実現性の高いもので成果を出しながら、次へつなげていくのが良いだろう」(本橋氏)
本橋氏は、AI活用に向いている「筋のいい企画」の条件として、(1)学習データの質と量が十分であること、(2)価値が出やすい業務であること、(3)一部で悪い結果が出てもフォローできる業務であること──を挙げる。
学習データが重要であるという話は、既にさまざまな識者が言及している。では、価値が出やすい業務は具体的にどのようなものか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
LINEヤフーグループ、自己都合退職急増 前年度比65%増の2791人
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
AnthropicのアモデイCEO、AI開発の「ペース調整」訴えるエッセイ公開 アルトマン氏とマスク氏も賛同
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
Anthropic在籍の研究者2人も同調──「AIが人類を滅ぼしかねないと本気で考えている」
-
9
映画「バックルームズ」が怖くなかったマンガ家、基になったネット都市伝説にハマって本作の楽しみ方を理解する
-
10
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR