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AIが肌診断、ロボットアームが商品選び――化粧品「SK-II」の新型店は、販売員が“グイグイ来ない”(2/2 ページ)

» 2019年06月06日 15時33分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]
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アイトラッキング技術を搭載したディスプレイも

 店内にはこの他、アイトラッキング技術を搭載したディスプレイ「マジック ミラー」がある。化粧品の使い方を表示しており、顧客は目だけで解説文のページをめくりながら、手元で美容液やクリームを試し塗りできる。

photo アイトラッキング技術を搭載したディスプレイ「マジック ミラー」

 化粧品のボトルを、通常デザインから限定デザインに加工する様子が見られる自動販売機や、限定デザインと同じ配色のセットを背景に、30台のカメラを使って“セルフィー動画”を撮影できるブースなども設けている。壁に専用のスマートフォンを向けると、商品の解説をAR表示する仕掛けもある。

photo 店舗の外観

 P&Gプレステージの担当者は「現代の消費者は買い物をする前に、ほしい商品の情報を7回ほど検索をしてから来店するという調査結果がある。今回の店舗では、すでにネットに載っていることを接客でお伝えするのではなく、新しい体験をお届けしたいと考えた」と話している。

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