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iOS 13とCatalinaで激変するファイルシステム その詳細が明らかにWWDC 2019

» 2019年06月07日 13時58分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

 Appleが、WWDC19において「What's New in Apple File Systems」セッションを開催し、その内容を公開している。

 概要は、2019 Platforms State of the Unionで明らかにされている。

 macOS Catalinaでは、システムボリュームはリードオンリーとなり、アプリが読み込み/書き込みできるのは、ユーザーデータとアプリボリュームだけになる。

 共有ライブラリのユーザフォルダとユーザーライブラリのフォルダは「Firmlinks」と呼ぶバスリンクによって繋げられ、macOS Mojaveでも動作するアプリが共有ユーザーフォルダを読み書きしようとした場合、それをシステム側が調整してくれるそうです。

photo Firmlinks
photo Firmlinks

 APFSでディスク全体が暗号化されているのを複製するために、macOS Catalinaには「APFS Volume Replication with ASR」が搭載されている。

photo APFS Volume Replication with ASR

 暗号化されているAPFSのボリュームを暗号化解除しながら、再暗号化して別ボリュームへデータをコピーするという仕組み。

 iOS 13、iPadOSで認識できる外部USB接続ストレージのフォーマットは「暗号化されてないAPFS」「暗号化されていないHFS Plus」「FAT、ExFAT」の3種類だ。

photo iOS 13サポートUSBストレージ

 ネットワーク共有ボリュームは「SMB 3.0」のみとなる。

photo SMB 3.0

 Wi-Fi、Cellular、Ethernetの接続に対応する。

 Microsoft Windows Search Protocolが使用できるが、サポート対象はmacOS CatalinaとWindows Server 2019のSMBサーバとなる。

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