2019年秋に米Appleが公開する新OS「iOS 13」を搭載したiPhoneにマイナンバーカードをかざして、確定申告や児童手当の申請などができるようになると6月11日付けの日本経済新聞が報じた。あらかじめ政府が用意した専用アプリをダウンロードしておくことで、本人確認が必要な行政手続きがiPhoneで行えるようになるという。
報道によると、政府運営のWebサイト「マイナポータル」もマイナンバーカードをiPhoneにかざしてログインできるようにする。保育施設の利用や子育てイベント参加、健康診断の申し込みなどを行える。
米GoogleのAndroidを搭載する一部のスマートフォンは、すでにマイナンバーカードを読み取れる機種もある。政府は国内販売数の過半数を占めるiPhoneにもマイナンバーカードを使った仕組みを対応させることで、マイナンバーカードの普及が進むと期待していると日経は報じた。
Appleは開発者会議「WWDC 2019」で、マイナンバーカードが採用する無線通信規格を含む、NFCやFeliCaなどの読み書きをiOS 13でサポートすると発表していた。
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