エイベックス・エンタテインメントは6月12日、需給に応じてチケットの価格を変動させる「ダイナミックプライシング」を、音楽ライブに導入する方針を明らかにした。ダイナミックプライシング事業専門で行うダイナミックプラスの株式の一部(持ち株比率3.4%)を、親会社の三井物産から取得。同社との提携を通じて、ダイナミックプライシング導入を進める。
ダイナミックプライシングは、AIを使い、チケットが購入される時期や需要、市況、天候などに応じてリアルタイムに価格を変動させる手法。
エイベックスは提携を通じ、音楽・コンサート分野でのダイナミックプライシングの拡大に取り組む。顧客に適正な価格でチケットを届けると同時に、チケットの不正転売の抑止効果も期待しているという。
ダイナミックプラスは、三井物産とヤフー、ぴあが共同で、18年6月に設立。プロ野球やJリーグ、ラグビーなど、プロスポーツ観戦チケットへのダイナミックプライシング導入を進めてきた。
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