人材会社のレバテックはこのほど、2018年度に企業が募集したITエンジニアの求人(正社員)を、プログラミング言語別に集計した結果を発表した。最も多かったのはJavaで、求人の31.1%を占めた。次いでPHP(14.9%)、Ruby(8.2%)、C#/C#.net(6.6%)、JavaScript(6.5%)と続いた。
レバテックは「Javaは、近年注目を浴びているスマートフォン決済サービスやブロックチェーン業界などでの需要拡大が伺える。システム投資の市場が活況であることも(求人数が多い)要因の1つだろう」とみる。
一方、「PHPは、世界で広く使われているオープンソースの汎用スクリプト言語だが、新規サービスを立ち上げる際、 RubyやPythonを取り入れる企業が増加している。そのため、16年度の調査開始以来(求人数における)シェアは減少傾向にある」という。
6位以下はPython、Objective-C/Swift、C/C++、HTML、Android、Unity、VB.net、Go、Scala、Perl、VBA、COBOL――という結果だった。
レバテックは「Pythonは、人工知能やディープラーニングなど先端技術の開発に欠かせない言語で、注目度が高い。近年では、Webアプリケーションのサーバサイド開発に用いられるケースも増えている」と分析。C/C++は、IoTやドローン制御などで採用されるケースが多く、市場が成長しているという。
調査では、18年4月1日〜19年3月31日に同社の転職エージェントサービス「レバテックキャリア」に登録された企業の求人を集計し、シェアをランキング化した。
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