NEC PC-8200、Tandy TRS-80 Model 100、EPSON HC-20といったかつての一体型8ビットパソコンのようなフォルムをしたBASICマシンが登場した。
6月18日に発表された、BASICプログラミング専用の小型ボードコンピュータ「IchigoJam」に接続して液晶ディスプレイとキーボード使えるようにする一体型ドックステーション「IchigoDyhook」(いちごだいふく)がそれだ。子ども向けプログラミング教材を提供するPCN(プログラミングクラブネットワーク)から、今秋の発売が予定されている。価格は未定。
IchigoDyhookは単三乾電池4本で駆動し、5インチの液晶ディスプレイ、フルキーボードを備える。本体右のスロットに、IchigoJamのコア部分であるIchigoDakeを挿入することで利用できる。IchigoDakeは980円(税別)と安価で、1台につきプログラムを4つまで保存し、IchigoDyhookに接続すればキーボードとディスプレイを使ってすぐにプログラミングできる。
子どもたちは自分用のIchigoDakeを持ち歩き、学校や家庭のIchigoDyhookにつないで学習するという使い方が想定されている。
現在は4.3インチ液晶ディスプレイ、USBキーボード、ケーブル、段ボールケースなどを含むIchigolgaiスクールセットが提供されているが、キーボードの高さがあり、ケーブルを接続する必要もあった。これに比べると、IchigoDyhookはコンパクト、丈夫で接続も簡単だ。
6月19日から21日まで、青海展示棟で開催中の「教育ITソリューションEXPO」のアイ・オー・データ機器ブースに実機が展示されている。
IchigoDyhookは見た目はフル機能のコンピュータのようだが、あくまでもBASICプログラミング学習用。漢字などは表現できないため、ワープロ代わりに使うことはできず、ネットワーク接続機能も持っていないので勘違いしないように。いや、勘違いをしたのは自分なのだが。
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