消費者庁は7月2日、LINEモバイルの「エントリーパッケージ」についてのWebサイトの記載に景品表示法違反(優良誤認)があったとし、同社に対して、再発防止を求める措置命令を出したと発表した。エントリーパッケージを購入すると、3000円(税別)の登録事務手数料が全プランで不要になるかのように記載していたが、実際は、データ専用プランには利用できなかった。
エントリーパッケージは、16桁のエントリーコードが書かれたパッケージで、ECサイトや実店舗で、400円前後で販売している。
Webサイトには、「エントリーパッケージを事前にご購入いただくことで、お申し込み時に必要な登録事務手数料が不要となります」と表示。エントリーパッケージが全プランで利用でき、登録事務手数料が不要になるかのように見えたが、実際は、データ専用の「データSIM」の申込時には利用できず、事務手数料が必要だった。
Webサイトの「よくある質問」には、「※データSIM(SMS付き)または音声通話SIMをお申し込みできます」とは書かれていたが、SMSなしのデータSIMの申し込みに利用できないことは直接書かれていなかった。また、この表示は、「エントリーパッケージ購入で手数料不要」の記載と離れた場所に、小さな文字で書かれているのみだった。
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