博報堂DYメディアパートナーズと東京理科大学は、ドラマのダイジェスト動画を自動生成するシステムのβ版を作成し、TBS系列で7月9日にスタートするドラマ「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」で試験運用する。出演者の発話やテロップなど、ドラマのメタデータを自然言語処理することで、各シーンの重要度を判定し、指定の長さのダイジェスト版を作成できるという。
60〜90分間のドラマコンテンツと、エム・データが保有するテレビ放送のメタデータを組み合わせ、シーン分割から重要度判定、利用シーンの決定、動画の書き出しまでを自動で行い、3〜5分のダイジェスト版を作成する。
「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」では、主要キャストそれぞれにフィーチャーしたダイジェスト動画を「AIドラマダイジェスト“ドラジェ”」と名付けて番組公式サイトやSNSの公式アカウントで配信していく。
動画コンテンツが急増する中、ダイジェストによるドラマのプロモーションが有効だと考え、新技術を開発した。今後は、ドラマ以外の動画コンテンツへの対応や、画像音声認識技術の活用によるメタデータ付与の効率化、取材動画の一次編集の自動化なども視野に、技術開発を進める。
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