小学館と集英社、広告事業を手掛けるFringe81(東京都港区)は7月10日、漫画アプリの共通広告プラットフォーム「MangaAdPlatform」を8月から提供すると発表した。
出版各社が運営する複数の漫画アプリに、一元管理で広告を出稿できるプラットフォーム。当初は小学館の「マンガワン」と集英社の「少年ジャンプ+」に対応する。
漫画アプリの運営者が持つ漫画アプリ利用者の年齢や性別、読まれた作品のカテゴリーなどのデータを活用して広告を出し分けられる他、漫画のコマ割りをイメージした広告デザインや、漫画の豆知識をセットで表示するなど、漫画アプリらしい広告表現も行える。
漫画アプリが各社からリリースされて利用者も増える中、広告の掲載基準やフォーマットなどがアプリごとに異なり、出稿元が広告を活用しにくい課題があったという。
今後は対応アプリの追加を予定する他、広告配信の結果を基に、広告主が持つサービスと相性のよい漫画作品を発見するといった機能も視野に入れる。
漫画ファン、どう増やす?――急成長の漫画アプリ「ピッコマ」が考える“紙とアプリの共存”
講談社とピクシブの漫画アプリ「Palcy」正式公開 読むとポイントたまる「エール」機能も
集英社、投稿漫画アプリ「ジャンプルーキー!」配信開始 広告収入、100%作者に還元
絶版漫画を広告付きで公開「マンガ図書館Z」、月10万円得る作者も 目指すは「全マンガ蒐集」
漫画発見アプリ「アル」が2億円調達 キンコン西野氏など出資Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR