LINEは8月19日、メッセージアプリ「LINE」のグループトーク機能を拡張した「OpenChat」について、交際相手を募集する投稿などの違反行為をした場合、投稿の削除や強制退会、サービスの利用停止などの措置を行うと注意喚起した。同日の提供開始直後から、ネット上ではこうした目的で利用するユーザーがいるとの報告が出ていた。
OpenChatは、共通の趣味を持つユーザーなどが集まってグループを作成できる機能。LINE上で友だち登録をしていないユーザーも、URLやQRコードを共有すればトークルームに招待できるのが特徴だ。
同日に提供が始まると、ネット上では「出会いを目的にしたグループが作成されている」「不健全な出会いの温床になるのではないか」などの指摘が相次いでいた。記者が20日朝にアプリ内で検索したところ、「東京近くで恋人募集」「出会い目的の人集まろー」などのグループがみられた。
こうした状況に対し、同社は「運営側で24時間内容を確認している。その中で、一部のユーザーが不適切な使い方をしている状況も確認している」とのコメントを出した。利用規約やLINE内部のガイドラインに違反する行為をしたユーザーには、投稿の削除、グループからの強制退会、OpenChatの利用停止、LINEアプリ自体の利用停止といった措置を講じるという。
同社は、特に多い重度の違反行為として、交際相手を募集する投稿の他、みだりなスタンプの連打、わいせつな表現や画像・動画の投稿、LINE ID(QRコードを含む)の投稿――を挙げている。
また、対策の1つとして、トーク内容から不適切な言葉を排除するNGワードフィルター機能を近日中に実装するとしている。グループトークの管理人がトーク内で使用してほしくないキーワードを設定できる他、LINE側でもあらかじめ設定したキーワードを含む投稿を自動で非表示にするという。
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