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仮想通貨で電子マネーをチャージ可能に 「au WALLET」「楽天Edy」「nanaco」が対象

» 2019年08月21日 12時19分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)などが出資する仮想通貨交換業者ディーカレットは8月21日、仮想通貨を使って電子マネーをチャージできるサービスを始めた。同社のスマートフォンアプリ「DeCurret」(iOS/Android)上で、「au WALLETプリペイドカード」「楽天Edy」「nanaco」のいずれかの電子マネーに交換できる。

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 交換可能な仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、ライトコイン。同社取引所の売却レートに基づき、法定通貨(円)に換算の上、電子マネーと交換する。複数の仮想通貨を組み合わせたチャージも可能だ。1回当たりのチャージ額が3000円未満の場合は、108円相当(税込)の手数料がかかる。

 1回当たりのチャージ額は、いずれの電子マネーも1000円から。楽天Edyが2万5000円、nanacoが2万9000円、au WALLETプリペイドカードは10万円を上限として、10円単位でチャージ額を設定できる。毎月のチャージ上限額は、合計10万円。

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 これまで、仮想通貨は法定通貨に交換後、銀行口座に送金して使う必要があったが、スマホアプリ上で電子マネーにすぐに交換でき、店舗決済などに使える仕組みを用意することで、ユーザーの利便性を向上させる狙いがある。

 類似したサービスでは、仮想通貨交換業者のbitFlyerが20日、共通ポイント「Tポイント」をビットコインに交換できるサービスを始めた

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