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「CEATEC 2019」で自動運転の実験 ハンドルがないバスに客を乗せ、幕張メッセ周辺の公道を走行

» 2019年09月20日 12時58分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンク傘下のSBドライブは9月20日、IT・エレクトロニクス関連の総合見本市「CEATEC 2019」(10月15日〜18日)の会期中に、会場である幕張メッセ周辺の公道をハンドルがない自動運転バス「NAVYA ARMA」(仏Navya製)で周回する実証実験を行うと発表した。同意書に記入した乗客、訓練を受けたドライバー、保安員を乗せ、時速約18キロで走行するという。

photo 自動運転バス「NAVYA ARMA」

 NAVYA ARMAは、GPSで車両の位置を把握する機能と、レーザースキャナー「3D LiDAR」で周辺の障害物を検知する機能を備え、事前に設定したルートを自律走行できる。今回の実験では、幕張メッセの「国際展示場ホール」(ホール9〜11)前のロータリーから出発し、同施設の周辺を一周する。

photo 自動運転バス「NAVYA ARMA」

 ルートの長さは約1500メートルで、所要時間は約15分。走行エリアへの一般車両の進入は制限しないという。定員は11人で、ドライバーと保安員以外は、会期中に配布する整理券を取得した人のみ乗車を受け付ける。発着のスケジュールは追って告知するという。

 実験は、運営団体「CEATEC 実施協議会」が主催し、SBドライブが協力する形で行う。SBドライブは、NAVYA ARMAを使った同様の実証実験を7月頭に東京・港区の「イタリア街」でも実施していた。

photo 実験の概要(=ニュースリリースより)

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