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» 2019年09月26日 13時10分 公開

ソニーの立体音響技術を「Amazon Music HD」が採用、「Echo Studio」で再生可能に

ストリーミング音楽配信サービスの「Amazon Music HD」がソニーの立体音響技術「360 Reality Audio」を採用。年内に米国、英国、ドイツ、日本で対応楽曲の配信を開始する。「Echo Studio」で再生できる。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 ソニーは9月26日、立体音響技術「360 Reality Audio」の対応楽曲が、米Amazon.comの高音質ストリーミングサービス「Amazon Music HD」で配信されると発表した。年内に米国、英国、ドイツ、日本で開始するという。Amazonが同日発表したハイエンドのスマートスピーカー「Echo Studio」で再生できる。

「Echo Studio」。価格は2万4980円(税込)で12月5日に出荷を開始する

 「360 Reality Audio」(サンロクマル・リアリティオーディオ)は、ソニーが今年1月の「CES 2019」で発表したオブジェクトベースの立体音響技術。ボーカルやギターなど音源に距離や角度といった位置情報を付加(=オブジェクト)。リスナーを中心に全方位、最大24のオブジェクトを配置して「まるでその場に入り込んだかのように臨場感豊かに再生する」(ソニー)という。

 ソニーは、主要な音楽レーベルやストリーミングサービスと協力し、対応コンテンツの制作や配信に必要な技術を提供、エコシステムの形成を目指す。360 Reality Audioは、過去の楽曲でもマルチトラックテープやステムデータ(DAW上で編集するために複数のトラックをまとめたデータ)があれば同社が提供するツールで制作できるという。

 1月の時点で「Deezer」(ディーザー)、「nugs.net」(ナグスネット)、「Qobuz」(コボス)、「TIDAL」(タイダル)といった音楽配信サービスがサポートを表明。「Amazon Music HD」は、Echo Studioのリリースに合わせて参入を表明した形。米Amazonのミリアム・ダニエル氏(Alexa Devices担当バイスプレジデント)は、「1台のシンプルなデバイスだけで、クリエイターの意図に沿った、これまでになく臨場感豊かな音楽体験が可能になる。根本的に新しい音楽の聞き方を提案する」としている。

 Echo Studioは、5つのスピーカーを搭載したEchoシリーズの新しいハイエンドモデルだ。360 Reality Audioに加え、米Dolbyのオブジェクトオーディオ技術「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)にも同社のスマートスピーカーとして初めて対応している。

Echo Studioは5つのスピーカーを搭載したハイエンドモデル。自動音場補正機能も備える

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