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顔が隠れていても“全身の特徴”から人物を特定するAI 日立が開発 監視・警備用途に販売

» 2019年10月04日 13時23分 公開
[谷井将人ITmedia]

 日立製作所は10月4日、身体的特徴をリアルタイムに解析するAIを活用し、防犯カメラなどの映像に写っている人物を割り出せる「高速人物発見・追跡ソリューション」を7日に発売すると発表した。顔が写っていなくても、その他の特徴から人物を特定し、追跡できる。

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 性別や年齢、服装、所持品など100以上の特徴を、防犯カメラの映像からリアルタイムに解析することで、顔が写っていなくても特定の人物を判別する仕組み。顔の画像を基に人物を特定する同社の既存システムと比べて判別精度が3倍以上に向上したという。

 映像内を検索し、特定の人物だけを抽出することも可能で、防犯カメラの位置情報や撮影時刻などから対象者の移動経路を確認できる。映像監視業務の負担を減らし、不審者や迷子などの発見・追跡の効率化を見込む。

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 オリンピックなどの大規模な国際的イベントでのセキュリティニーズの他、工場や物流現場、商業施設での人物の行動分析などへの応用が期待されるという。

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