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» 2019年10月09日 15時52分 公開

Galaxy Foldを1週間がっつり使い倒して分かったこと これは飛び道具ではなく正常進化だ (3/4)

[ドリキン,ITmedia]

スマートフォンにもっと大画面を

 話をGalaxy Foldに戻しましょう。

 Galaxy Foldは折りたためば縦長の小型スマートフォン、開くと7インチ程度の巨大ディスプレイデバイスに変形します。

 この切り替えがものすごいシームレスなんですよね。

 決してスマートフォンからタブレットに変形するようなものではなく、純粋にスマートフォンの画面が拡大される感じ。ダイナミックな解像度変更に対応したアプリは、閉じた状態から一瞬で開いた大画面に移行できます。

 例えば折りたたんでYouTubeを全画面再生している状態でFoldを開くと、再生が全く途切れることなくシームレスに大画面で全画面再生に移行します。

 スマートフォンの画面サイズはハードウェアデザインの制約で6インチ程度が物理的な限界サイズになっているのではないかという話をしましたが、ソフトウェア的にはどうでしょう?

 処理速度もOSもどんどん進化していて、スマートフォンOSに画面的な制約はありません。今のスマートフォンの環境なら、より大きな画面で使うことで、より快適に生産性の高い作業を遂行することができます。

photo 3つのアプリを同時に画面表示

 Galaxy Foldでは、まさにこれを実現するために物理的な制約を打ち破る1つの手段として折りたたみディスプレイというものを開発したんだと思います。

 高機能化したスマートフォン用アプリを7インチの大画面で操作した時の快適性と生産性の高さは、ちょっとした仕事なら「パソコンがなくても生きていける」と本気で思えるほどです。

 筆者は過去に何度も、「スマートフォンだけで生きていく」みたいな、非PC環境で生産性を高める実験をしてきましたが、いまだにPCを捨てることができません。

 折りたためるディスプレイを開発したことにより、スマートフォンに絶対必要な携帯性と、より高度で快適な作業ができる大画面を両立したというのが、Galaxy Foldの本質ではないかと筆者は考えています。

改めて気づいた電話機としての快適さ

 今どき、携帯電話で電話をしている人はどのくらいいるのでしょうか?

 コンピュータやインターネットに精通している人は電話なんてもう使わないよ、メールやチャットでコミュニケーションすればいいじゃんと思われるかもしれません。

 ですが、サンフランシスコに住んでいると、アメリカ人がとても電話好きなんだということに気づきます。今でもちょっと込み入った話になるとすぐ電話をかけてきたりして、最終的に電話がまだ生活のライフラインになっていたりします。

 僕自身もそんな環境に感化されてるのか、最近はちょっとだけ電話回帰しています。長文のメール書くぐらいなら、電話しちゃうことも多々あります。

 そんな時に気づくのが今時のスマートフォンの電話のしづらさ。

 あれってもうなんか嫌がらせレベルで電話を使いづらくしてますよね。

 Galaxy Foldを使って気づいたのか電話の快適さと楽しさです。

 製品名のとおり、たたんでフォールドした状態のGalaxy Foldを見てみると、その形が家電話の子機みたいに見えてきませんか?

photo 片手でしっかりホールドできる

 縦長である程度厚みがあって、手で持って耳に当てた時の感覚はまさに「受話器」。外側についているOLEDディスプレイもいい具合に小型化されていて、ベゼルがしっかりあるので、変にタッチして誤動作させてしまう心配もありません。

photo Galaxy Note 10+(左)とGalaxy Fold

 めちゃくちゃ当たり前のこと書いてるんですけど、この握り心地と通話のしやすさが新たな発見でした。

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