基本的に、「○○Pay」という名前でサービスを行っている「コード決済」は、スマートフォンにバーコードやQRコード(バーコードを拡張した2次元コードの一種)を表示し、店頭の端末で読み取ることで買い物ができるサービスです。
コードには「この人が支払います」という情報が入っているので、例えば500円の買い物であればお店側は、コードを読み取って得た情報からサービスを通じて500円の支払いを請求します。サービス側は、その人の口座に残高や有効なクレジットカードなどの登録があればリアルタイムに処理を行い、取引を完了。このような仕組みで、ユーザーはスマホを提示しただけで買い物ができるようになっています。
コード決済は実店舗での買い物に向けたサービスではありますが、「楽天ペイ」や「PayPay」など、サービスによってはコード決済用に登録したIDや残高で、ネット上の買い物をできるようにしているものもあります。ネット上の決済であれば、コードや読み取り端末を介さずとも情報をやりとりできるため、どこかにコードを提示する必要はありません。この辺りがサダタロー氏の混乱した原因の一つだったようです。
悩みどころは、「どのコード決済を利用すべきか」ということ。
よく利用する店舗が複数のコード決済に対応していると、どの決済を利用するかで還元ポイントの割合も変わってくることがあり、「どれで払うのが一番お得か?」を知るには各社のキャンペーンを日々よく調べる必要があります。
そうした日頃のチェックが難しいのであれば、「自分が利用している店舗で利用できるか」「自分が普段そのポイントを利用しているか」という基準でシンプルに選んでみるのもいいのではないでしょうか。
それで、コード決済と電子マネーはどう違うの?
電子マネーは一般的に「Suica」や「QUICPay」など、NFCという規格の非接触ICチップを使ったキャッシュレス決済サービスを指します。コード決済よりも決済スピードは速いのですが、ユーザーのスマホや店頭の読み取り端末がハードウェア的に対応していないといけないので導入コストが高いです。
おサイフケータイ対応スマホじゃなくても使えるってのはコード決済のメリットなのね。
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