Appleは10月29日未明、最新のソフトウェアアップデート「iOS 13.2」を公開した。今回の目玉機能は、「iPhone 11」シリーズに搭載した「A13 Bionic」チップの機械学習機能「Neural Engine」で実現する新しい画像処理システム「Deep Fusion」の実装だ。低照度の環境で撮影した写真の質感と細部の表現を大幅に向上させ、低ノイズな写真に仕上げられるという。同システムは屋内などの薄暗い環境下で威力を発揮するとのことだが、今回はナイトモード撮影時における画質変化について簡易レポートする。
撮影を試した環境は、小さな常夜灯を点灯させたほぼ真っ暗な室内だ。iOS 13.1.3とiOS 13.2のiPhone 11 Pro、比較用にPixel 4を用意して写真を撮り比べた。台に腕を当ててしっかり本体を固定し、フォーカスもなるべく被写体に合わせるようにしたが、設定はほぼカメラ任せという状況だ。
アップデート前と後で比較してみると、明らかにノイズ感が減り、ぬいぐるみの起毛感や、表面の立体感が増している。黄色っぽく写っていた色味も自然に近づいていた。ぬいぐるみのタグに書かれた白い文字がつぶれていないところも見どころだろう。
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