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» 2019年10月31日 16時27分 公開

心地よさの秘密は? AirPods Proの考え抜かれたUX (1/2)

Appleの担当者から直接ブリーフィングを受けた筆者が、AirPods Proの「心地よさ」に迫る。

[大石結花,ITmedia]

 新しいAirPods Proが、続々とプレオーダーした人の手に届き始めている。SNSを眺めていても、かなり好評のようだ。AirPods Proが突如Appleのストアアプリに現れたときは、「本当にProの名にふさわしいプロダクトなのか?!」と疑ってしまった自分が恥ずかしくなるくらい、手に入れて1日中付けてみたらその素晴らしさを実感することができた。米Appleの担当者によるブリーフィングで得た情報を交えながら、どこが「Pro」なのかを解説していこう。

新しいデザインが持つ意味

 縦型だったAirPods第1、第2世代のケースから、AirPods Proでは横長のケースに変更された。イヤフォン自体のデザインも大きく変わり、シリコンのイヤーチップが3サイズで用意され、ユーザーの耳により高い密閉性を生み出している。

photo 第2世代AirPodsよりも横長になったAirPods Proのケース(右)

 密閉性がベストなものになっているかは、AirPods Pro をつなげたiOSデバイスからテストすることができ、AirPods Proから出た音が耳の中でどう反響しているかを、内側を向いているマイクで拾って分析し適切かどうかを教えてくれる。このテストがあることで、「実は合ってないまま使っていた!」というミスを予防できる。

 今回の新デザインの工程では、EarPodsをデザインした際に使用した耳の3Dスキャンデータに加え、新たに世界中の何千人もの耳をスキャンしデザインに役立てた。これによって得られたデータで、耳のどこにイヤーチップが触れるべきか、触れるべきでないかを研究し、心地よさと簡単に落ちたりしない安定性のあるデザインが生まれた。

 イヤーチップと本体をつなぐ出っ張りが限りなく薄く、耳の中に硬い部分が突起していないため、装着していることを忘れるくらい心地いい。しかし、イヤーチップと本体は、パチっとはまっているので、AirPods Proを耳から出し入れするときにイヤーチップが耳の中に取り残されてしまったり、落ちてしまうことはない。ここがAirPods Proを長時間付けていても疲れない、エルゴノミクスのポイントだ。

photo 装着していても疲れない
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