スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(ポケモンGO)で11月2日(土)、国内初の有料イベント「巨大ポケモンの謎を解け!」が開催される。11月からEXレイドボスになるきょだいポケモン「レジギガス」を一足先にゲットできる他、レイドパスなど複数の特典が付いてチケットは980円。果たしてその価値があるのか考えてみたい。
ポケモンGOの場合、有料イベント自体は珍しくない。これまでも海外では、参加者にだけポケモンが大量発生する「Pokemon GO Safari Zone」などがあり、今年9月にカナダで行われたものはチケット代が12カナダドル(当時の日本円レートで約960円)だった。ただし、日本で過去に実施されたリアルイベントは全て無料。今年8月の「Pokemon GO Fest Yokohama」も参加者は抽選で選ばれた。
「巨大ポケモンの謎を解け!」の場合、チケットはゲーム内で入手できる「ポケコイン」では購入できず、キャリアのスマホ決済などを利用する必要がある。チケットはイベント当日の午後5時まで購入でき、販売数(参加者数)の上限もなし。プレイする場所も選ばない。いわゆる“課金”が前提となるが、それ以外のハードルはかなり低い。
イベントは午前11時から午後7時まで。イベント限定のスペシャルリサーチ「巨大ポケモンの謎を解け!」を進めると、初登場の「レジギガス」にいち早く出会えるほか、特定のポケモンを進化させる「イッシュのいし」「シンオウのいし」、アバターの「限定ポーズ」、レイドパス10枚がもらえる(当日の無料パス1枚を含む)。
問題は、もらえるレイドパスがショップで売られている「プレミアムレイドパス」ではなく、通常の無料レイドパスと同じという点だ。所持できるのは1枚のみ。レイドバトルを1回終え、ジムでフォトディスクをまわすと次の1枚が入手できる仕組みで、1枚を除いて翌日に持ち越せない。つまり最大数を使おうと思えば、午前11時から午後7時までのイベント時間中に9回レイドに参加する必要がある。当日、それだけの時間が確保できるかが課題になりそうだ。
伝説レイドバトルには11月2日から「レジロック」「レジアイス」「レジスチル」が久しぶりに登場する予定で、初めて色違いも実装される。イベント当日は、このレジトリオの色違いに照準を合わせたいところだが、3体が同時に出現するとなると1体あたりのレイドは減り、黒タマゴがあってもどれが出てくるか分からない。トレーナーが分散してしまうことも考えられるため、なるべく人が集まりやすい場所でプレイしたい。
ここで、チケットに980円分の価値があるか、ショップで販売されているアイテムと簡単に比較してみよう。今回は100ポケコイン=120円で計算している。
イベント時間中に消化することを前提にプレミアムレイドパスに換算すると、1枚100ポケコインなので9×120=1080円。ただし、1枚以上は翌日以降に持ち越せないため、当日どれだけプレイする時間を確保できるかが焦点になりそう。
スタイルショップでは500ポケコインで販売中のため600円。どんなポーズなのかは現時点では不明だ。
現在はフィールドリサーチの7日目ボーナスでのみ入手できるレアアイテム。
フィールドリサーチのボーナスのほか、トレーナー対戦のリワードとしても入手可能。今となってはレア度は低い。
今回のイベントの後、「EXレイドバトル」に登場する。平日開催の多いEXレイドバトルになかなか参加できない忙しい人には貴重な機会となる。
今回のイベント参加で入手できるメダル。
金額的にはレイドパスとポーズだけで十分に「モトはとれる」。その他のプライスレスなアイテム群を考慮すると、かなりお得なイベントといえるだろう。もちろん参加しなくても普段のプレイに問題はない。
当日はプレイする時間がないという人でも、レジギガスのスペシャルリサーチは時間内にポケモンGOを起動すれば受け取れる。ただし、翌日以降はタスクの内容が変わる可能性もあるため、できるだけイベント当日に進めることをオススメしたい。
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