楽天モバイルが10月に運用を始めた携帯キャリア事業の試験サービス「無料サポーターズプログラム」では、「利用者1人当たり、平均で1日1GB利用している」と楽天の三木谷浩史会長兼社長が会見で明かした。
楽天モバイルの携帯キャリアサービスは、自社網でカバーできないサービスエリアについてはKDDIのローミングを利用している。KDDIは10月30日に、楽天モバイルへのローミング提供についての約款を公開。1ユーザーのローミングによる1GB分の通信料金が約465円となることを明らかにした。
「商用サービスとなったときに、ローミングで通信を続けるとユーザーの料金は跳ね上がるのか?」という記者の質問に、楽天モバイルは「ローミングの料金をKDDIに支払うのは楽天モバイルであって、直接ユーザーが負担するわけではない」と答えた。
「無料サービス中のローミングのコストもかさむのでは」という質問には、「当初から見込んでいる費用に大きな影響はない」(広報)とした上で、「基地局の建設が前倒しで完了できれば、ローミング費用も当初より抑えられるのではと思っている」(三木谷会長)と話した。
楽天は11月7日に2019年第3四半期の決算説明会を開催。三木谷会長は「12月末までに基地局数を3000局まで増やし、建設を前倒しで完了する」と自信を見せた。
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