昆虫に学べ 小型ドローン群で災害時の人命探索
オランダのデルフト工科大学、ラドバウド大学、英リバプール大学による研究チームは、未知の領域を6台の小型ドローンで探索する手法を発表した。昆虫の「群れ」を参考に、自律的で効率的な探索を行う。
これは未知の環境を小型ドローンの群れだけで自律して探索できるナビゲーションの手法で、使用するドローンは33グラムと小型。狭い空間でも移動が容易で、人間の周囲でも安全に飛行させることができる。
昆虫は詳細な地図を作成しない代わりに、食料源、巣などのランドマークや、仲間の行動に関連する場所を保持する。ここで提案されている手法でも、昆虫と同様に環境マップは作成せず、その場の障害を処理することに専念し、基地局に戻ることを最優先にする。 また、お互いを検出する機能も設計し、お互いを検出する機能を搭載しているため、障害を回避できる。環境マップを使用するやり方は、スタートからゴールまでを最短距離で飛行できるが計算コストが高いため、バッテリー消費も早く、小型ドローンに適さないのが不採用の理由だ。
実験では災害を想定し、屋内オフィスに取り残された2人を探索し、基地局に帰ってくるミッションが与えられる。各ドローンにはカメラが装備され、6台が放たれた。結果、6分以内に約80%の部屋を探査し、2人を見つけることに成功した。
さらに、 群れで飛行するスウォーミングは冗長性をもたらすことも分かった。実験では1台が人を発見したもののカメラが故障したため撮影できなかったが、別の1台が撮影を行ってミッションをクリアした。群れであるがゆえにトラブルを回避できたのである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
2
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
3
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
4
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
5
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
6
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
スーパーでおなじみ「呼び込み君」に新型 26年越しの“新曲”も配信
-
9
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
10
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR