自分のメガネを掛けたままディスプレイの前に立つと、掛けているメガネが消え、試着したいメガネが合成される──アイウェアメーカーのジンズ(JINS)が、そんなバーチャル試着のサービス「MEGANE on MEGANE」(メガネ オン メガネ)を11月22日に始める。ディープラーニングを用いた画像生成技術を活用。「メガネを試着する時、裸眼になってしまうため似合っているか分からない」という課題を解消する。
利用者は、形状を読み取る装置に試着したいメガネを置き、自分のメガネを掛けたままディスプレイの画面を見つめる。するとディープラーニングを用いた画像生成技術により、ディスプレイの映像から自分のメガネが消え、代わりに試着したいメガネが合成される仕組みだ。
同サービスは、22日にオープンする「JINS渋谷パルコ店」で提供。言語は日本語と英語に対応する。サングラスは対象外。
AIが試着したメガネが似合っているかを点数化し“お似合い度”を判定してくれるサービス「JINS BRAIN」(ジンズ ブレイン)も導入する。
同店舗には、JINSの使い捨てコンタクトレンズ「JINS 1DAY」を購入できる自動販売機「TOUCH&COLLECT」(タッチ アンド コレクト)も設置。JINS公式アプリかLINE上のJINS公式アカウントを通じて必要な情報を事前登録しておき、スマートフォンを自販機にかざして決済する。「今すぐコンタクトレンズが必要」「購入に時間をかけたくない」という顧客のニーズに応える。
同店舗が入店する商業施設「渋谷PARCO」は、22日にグランドオープン予定。JINSが出店する5階のフロアは、ファッションにテクノロジーを掛け合わせた売り場づくりを目指している。
これまでJINSは、AIが似合うメガネを判定する技術や、耳に掛けないメガネを開発。渋谷PARCOの運営側にこうしたテクノロジーの活用実績が認められ、出店に至ったという。
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