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» 2019年11月20日 07時00分 公開

成熟したスマホ、求められるのは独自機能で差別化 大画面を生かすGalaxy Note10+の「Sペン」は一つの正解 (1/2)

[渡辺まりか,ITmedia]

 ここ数年で、スマートフォンは大型化の一途をたどっています。写真や動画、ゲーム、SNS、ブラウジングなどを大きな画面で楽しめる点が主な売りとされていますが、持ち運びのしやすさや重量を犠牲にして得た大画面を“見る”ためだけに使うのはもったいないと思いませんか?

 私が初めて手にしたスマートフォンは、Appleの「iPhone 3GS」でした。今となっては小さいと感じる3.5型ディスプレイを搭載していますが、当時は本体いっぱいに広がる画面に驚きを覚えたものです。

「iPhone 3G」(左)と「iPhone XS Max」(右)

 それから約10年――。最新のiPhoneが搭載するディスプレイは、標準サイズに位置付けられる「iPhone 11 Pro」でも5.8型、大画面モデルの「iPhone 11 Pro Max」に至っては6.5型と、私にとっては「これ、タブレットじゃん!」と言いたくなるようなサイズに巨大化しています。

 それはiPhoneに限った話ではなく、Androidを採用する他のメーカーも同様の傾向にあることはご存じの通り。最近は韓国Samsung Electronicsの「Galaxy Fold」や、中国Huaweiの「HUAWEI Mate X」など、約7〜8インチの大きな有機ELディスプレイを折り畳めるモデルまで登場しています。

大画面スマホを選択する理由になる独自機能

 今ほど大画面がスマホのトレンドではなかった時期(2012年ごろ)から、大画面に注力していたモデルがあります。それがSamsungの「Galaxy Note」シリーズです。当時から他のモデルよりも大きなディスプレイを搭載していただけでなく、本体に内蔵できる専用ペンが付属し、「手書きでメモや操作も行える!」という訴求で高性能を求めるユーザーを中心に人気を博しています。

 私が初めてNoteシリーズに触れたのは、2014年に取材したデジタルコミック作家さんが「普段はこれでネームを描いている」と見せてくれた「Galaxy Note 3」でした。画面に表示された絵を見て「紙に描いたものを写メ(古い)したのではないか?」と思うほどきれいだったので、「え? 本当にスマホで描いたのですか?」と驚いて聞き直してしまったことを覚えています。

 その衝撃から数年、私も「Galaxy Note8」を購入してNoteシリーズユーザーに仲間入りすることに。スルスルと遅延なく緻密に描けるペンに感動しまくり、聞かれてもいないのに「ちょっとこれで描いてみてくださいよ!」と周囲に言って回るほどハマってしまったのでした。

 今でも相変わらず“Note熱”が収まることは無く、Galaxy Foldと同じタイミングで予約が始まった最新モデル「Galaxy Note10+」を予約。発売日から2日後の10月20日に手に入れました。

新旧Galaxy Note。左がGalaxy Note10+で右がGalaxy Note8
背面が角度や光源によって玉虫色に変化するオーラグローを選んだ
新旧Sペン。上がGalaxy Note8のもの、下がGalaxy Note10+のSペン

ビジネスパーソンに使ってもらいたいSペン

 私の仕事は主に取材をすることです。椅子に座った状態ならノートPCを広げてメモを入力できますが、必ずしも座れる状況とは限りません。立ったままで話を聞く囲み取材や、歩きながらメモを取らなくてはいけない見学のような取材、ちょっと偉い立場の人へのインタビューなど、堂々とノートPCを広げられない場面が意外とあります。

 これまでは紙に手書きしたメモをデジタルに変換できるデジアナ文具をいくつも買い集めてみたり、米Appleの「iPad Pro」と「Apple Pencil」の組み合わせを試したりもしましたが、私の用途ではどちらも重く、ノートPCと一緒に持ち歩くにはちょっとした負担になります。

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