クックパッドは11月21日、生鮮食品を取り扱うECサイト「クックパッドマート」の商品を保育園に配送するサービスを開始した。保護者が専用アプリ(iOS/Android)で事前に注文した商品を、園内に設置した宅配ボックス「マートステーション」に届ける仕組み。多忙な共働き世帯を支援する狙いで、保護者は子どもを迎えに来た際に商品を受け取れる。
第1弾として、都内の保育園「渋谷東しぜんの国こども園」にマートステーションを導入し、同園の保護者向けにサービスを始めた。注文個数に関わらず送料は無料で、1円から注文可能。対応する保育園は順次拡大する予定で、東京都23区、神奈川県川崎市、横浜市などから募集する。
クックパッドマートは、肉・魚・パンなど地域の事業者が生産した食材を、ユーザーが指定したマートステーションに届けるネットスーパー。2018年9月に都内の一部エリアで開始し、19年1月から一部オフィスへの配送に対応していた。
未就学児を抱える共働き家庭では、子どもを迎えに行く前の買い物は時間的に難しく、お迎え後の買い物は負担が大きい課題があるため、保育園への対応を検討していたという。7月から渋谷東しぜんの国こども園で試験導入を行い、利用状況を考慮して実用化を決めたとしている。
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