パナソニックは11月28日、半導体事業から撤退すると発表した。2020年6月をめどに、台湾の半導体メーカーに事業を売却する。海外メーカーとの競争が激化する中、国内外拠点の統廃合を行うなど収益の改善に努めたが、継続投資は難しいと判断した。
パナソニックの半導体子会社パナソニックセミコンダクターソリューションズ(PSCS)を、台湾Winbond Electronics傘下のNuvoton Technologyに譲渡する予定。パナソニックは「当社が蓄積した技術力、商品力を高く評価していただいた。それらを最大限に生かし、持続的な成長が期待できるNuvotonの下での事業運営が最善と判断した」と説明している。
パナソニックは21日に、液晶パネル事業からの撤退も発表。不採算事業を相次いで整理している。
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