AI関連ベンチャーのAcculus(神奈川県鎌倉市)は12月11日、ゲームを使って子供に正しい姿勢を意識させる「しせいカメラ」の早期開発版を販売すると発表した。価格は2万4000円(税込)。
カメラをテレビなどの前に置き、子どもを撮影すると、画像解析AIが手や足、肩などの関節を検出して姿勢を分析。例えば正中線が真っすぐになっているか、片足立ちを持続できるかを認識する。画面では子供の周囲に猫や異星人などのキャラクターが現れ、ARゲームで遊びながら姿勢を良くすることを意識させたり、体幹を鍛えることを促すという。
しせいカメラには、米NVIDIAのGPUを搭載する組み込みAIモジュール「NVIDIA Jetson Nano」を採用。画像から複数人の関節位置を19点まで検出できる「AcculusPose」を動かしている。AcculusPoseは同社が独自に開発したもので、しせいカメラの他、作業場で働く人たちの動作解析やお年寄りの見守りや介護、監視カメラなどへの応用も可能だとしている。
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