米Appleが12月11日に発売した「Mac Pro(2019)」を米iFixitが分解し、分解レポートを公開した。元々ユーザーによる性能拡張を前提とした設計になっているだけのことはあり、同社の恒例“修理しやすさ”は10点満点で9点と今年最高の評価だった。
iFixitはMac Proを「美しく、驚くほどうまく構成されており、修理しやすさはマスタークラス」と評価。各種モジュールはツールを使わずに交換でき、ネジやコネクタのほとんどが標準的なものであり、ユーザーが修理しやすいように無料の修理マニュアルがあり、本体の要所要所にステップ番号が振ってあることなどが高評価に繋がった。
マイナス1点の理由は、SSDもモジュールではあるが、AppleのT2プロセッサに接続しており、SSDの交換はApple認定サービスプロバイダーに依頼する必要があるためだ。
iFixitは分解前に「チーズおろし」と呼ばれているMac Proのケースで実際にチーズをおろした(うまくおろせはしなかった)。その汚れは、iFixitが販売するオリジナルのツールできれいに除去でき、匂いもしなくなったとしている。
iFixitは、「チーズがちゃんとおろせないというのはユーザーにとって重要な情報だ。なぜうちにはレビュー用製品を送ってくれないんだろう」と書いている。Mac Proの販売価格は59万9800円からだ。iFixitのレポートはこちらで読める。
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