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LINEで医師に健康相談 「LINEヘルスケア」β版スタート 24時間365日対応

» 2019年12月19日 17時46分 公開
[ITmedia]

 LINEヘルスケアは12月19日、メッセージアプリ「LINE」で医師とつながり、健康に関する相談ができる有料サービス「LINEヘルスケア」(β版)の提供を始めた。SNSやネット上に不正確な医療情報が氾濫する中、一般人が正しいアドバイスを気軽に受けられる仕組みを目指す。当初はAndroid版のみ提供し、2020年春にiOS版を公開する予定。

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 チャットでスピーディーにやりとりする「いますぐ相談する」と、テキストメッセージ形式で詳しく相談する「あとから回答をもらう」という2種類のサービスを用意する。

 「いますぐ相談する」は、体調不良や軽いけがで病院に行くべきか迷っている人の利用を想定。「赤ちゃんの熱が下がらない。夜中だが病院に行ったほうがいいのか」「毎日飲む高血圧の薬をうっかり飲み忘れてしまったが、どうすればいいか」といった質問に医師が回答する。料金は30分当たり2000円(税込、以下同)。

 「あとから回答をもらう」は、より詳しいアドバイスが欲しい人や、打ち明けにくい症状を持っている人が対象。「健康診断で気になる結果が出たので、再検査の前に一般的な知識を得たい」といったニーズに応える。文字数の上限は1000文字で、医師は48時間以内に回答する。料金は1000円。

 現時点では内科、小児科、産婦人科、整形外科、皮膚科の相談に対応。質問は24時間365日受け付けるが、時間帯や状況によってはすぐに医師とマッチングできない場合もあるとしている。

photo チャット形式の「いますぐ相談する」と、テキストメッセージ形式の「あとから回答をもらう」を用意

 サービスを運営するLINEヘルスケアは、LINEとエムスリーが4月に共同設立した(出資比率は51:49)。エムスリーは医療情報サイト「m3.com」を運営し、28万人以上の医師会員を抱える。この会員基盤とLINEの顧客基盤(国内月間ユーザー数8200万人)を組み合わせ、ユーザーからの多様な質問に答える。

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