パナソニックは1月7日、HDR対応のメガネ型VRデバイスを開発したと発表した。米VRデバイスメーカーKopinと共同開発した有機ELパネルを搭載し、4Kを超える高解像度を実現したという。5Gの商用化を見据え、スポーツ観戦や旅行の疑似体験など幅広い用途での活用を見込む。
Kopin、化学・電気素材を提供する米3Mと共同開発した光学モジュールを採用。ゆがみを抑えた自然な映像を超短焦点で表示でき、デバイス本体の小型・軽量化も実現したという。有機ELパネルは、画素境界が網目模様に見える「スクリーンドア効果」の発生を抑え、自然で滑らかな映像を表示するとしている。
イヤフォンには、磁性流体を用いたテクニクスブランドのダイナミック型ドライバーを採用。超低音から高音までの広帯域再生に対応するという。
パナソニックは、「映像に引きこまれるような臨場感あふれる仮想現実を良好な装着感で快適に体験できる」としている。
今回開発したメガネ型VRデバイスは、米ラスベガスで開催中の「CES 2020」に参考出展している。
「変化への予兆」が揃ってきた、2019年のVRとAR そしてその先は?
Facebook、OculusやARメガネ用独自OS開発か?──米報道
「スマホを使うのがダサい時代になってほしい」 未来を先取りするVR・AR開発者たちの思い
AppleのARメガネは2023年投入 2022年にARヘッドセットが先行Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR