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久しぶりのオールド一眼レフ風ミラーレス「E-M5 Mark III」、防塵防滴や強力な手ブレ補正は健在荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)

» 2020年01月11日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

クラシックスタイルならではの使い勝手が良い

 前モデルからは撮影モードダイヤルが右肩に移り、全体の雰囲気もちょっとE-M1 Mark IIとちょっと似て、ボタンもISOボタンや露出補正ボタンが付くなど、ちょっと進化した。右手側でできる作業が増えて使い勝手は良くなっている。

 グリップ部の凹凸は小さめでシンプルな形だが、しっかり握りたい人には別売りのシャッターボタン付きグリップが用意されている。

上面から。E-M1 Mark IIと似たデザインになり、撮影モードダイヤルは右へ。親指側にISOボタンが新設された。左肩には電源とドライブモードなどがある

 背面は十字キーと各種ボタン。AEL/AFLボタン周りにあるFnレバーが特徴的だ。前後のダイヤルが扱いやすい位置にあるのでファインダーを除きながらの操作もしやすい。

 AFはもちろん瞳AF搭載。

ハイコントラストな照明の下でポートレート。iAUTOモードを使用(18-150mm 36mm 1/800秒 F5.2 ISO200)

 風景はいつものガスタンクで。今回、特に断らない限り、レンズキットの「M.ZUIKO 14-150mm F4-4.5」を使用している。望遠側が300mm相当という軽量ながら強力なズームだ。

いつものガスタンクを絞り優先AEで。やや硬めできりっとした写り(14-150mm 14mm 1/2000秒 F5.6 ISO200)

 カラーモードをナチュラルにして絞り優先で撮っているが、これをi-FinishにするかiAUTOモードで撮るとより鮮やかになる。

iAUTOで撮影したバージョン。クッキリ感が増し、空の色がわざとらしいくらい青くなってる。どっちがいいかはお好みで(14-150mm 14mm 1/1000秒 F8 ISO200)

 個人的にはi-Finishはちょっと派手目に作りすぎることがあるが、そこは好き好きで。

 カラーについてはOKボタンで出るメニューでコントラストやトーンカーブ、さらにアートフィルターも含めて細かくコントロールできる。

OKボタンで出るメニューに絵作り関連の項目が多いのが特徴。右上のピクチャーモードでアートフィルターも指定できる

 背面モニターはバリアングル式でタッチパネルを搭載している。少し低い位置から撮りたいときはそれで。こちらは12-100mm F4.0で撮影。

千羽鶴の鮮やかさがきれいに出ていて素晴らしい。iAUTOで撮影。iAUTOだとシャッタースピード速めでISO感度をがんがん上げてくる感がある(12-100mm 25mm 1/250秒 F4.0 ISO2500)

 レンズキットは高倍率ズームだが、ボディのデザイン的にコンパクトな単焦点も似合う。というわけで、25mm F1.8のレンズも使ってみた。

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