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自己変形ロボットの群れで人をサポート コロラド大と東大「ShapeBots」発表Innovative Tech(1/2 ページ)

» 2020年01月15日 15時00分 公開
[山下裕毅ITmedia]

Innovative Tech:

このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

 コロラド大学ボルダー校と東京大学の研究チームが2019年10月に発表した「ShapeBots」は、形状を変え移動して群れる小型ロボットシステムだ。

photo ShapeBots

 個別または集合でも形状を変更できるため、集まって情報を提示し、コントローラーとして機能し、オブジェクトを作動させ、データを表現するなど、動的で物理的なアフォーダンスを提供する。

 ロボット1台のサイズは3センチ×3センチ程の立方体で、タイヤやモーター、バッテリーを搭載する。

photo (上図)ShapeBotの説明図、(下図)伸縮作動ユニットの説明図

 リニアアクチュエータユニットのモジュール設計により、さまざまな形状と移動が可能。例えば、水平方向と垂直方向の両方に最大20センチの伸縮、曲線や3D体積変化なども可能だ。

photo (A)基本のShapeBot(B)水平拡張(C)垂直拡張(D)曲線拡張(E)ボリューム拡張(F)エリア拡張
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