このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。
コロラド大学ボルダー校と東京大学の研究チームが2019年10月に発表した「ShapeBots」は、形状を変え移動して群れる小型ロボットシステムだ。
個別または集合でも形状を変更できるため、集まって情報を提示し、コントローラーとして機能し、オブジェクトを作動させ、データを表現するなど、動的で物理的なアフォーダンスを提供する。
ロボット1台のサイズは3センチ×3センチ程の立方体で、タイヤやモーター、バッテリーを搭載する。
リニアアクチュエータユニットのモジュール設計により、さまざまな形状と移動が可能。例えば、水平方向と垂直方向の両方に最大20センチの伸縮、曲線や3D体積変化なども可能だ。
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