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» 2020年01月21日 18時26分 公開

「動く実物大ガンダム」詳報 「RX-78-2」は現代の技術でどこまで再現できるのか (1/3)

一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」が発表した「動く実物大ガンダム」。発表会で展示された1/30スケールモデルの写真とともに、実物大ガンダムの細部を見ていく。

[林佑樹,ITmedia]

 一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」(GGC)は1月20日、高さ18メートルの実物大ガンダムを動かすプロジェクトの概要を発表した。同発表会で、ガンダムの一部仕様や横浜・山下ふ頭にオープン予定の施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で展開される要素が公開された。10月1日から約1年間公開する予定で、7月からチケットの販売を予定しているが、現時点で価格は未定。

 本記事では、実物大ガンダムの再現度合いや登壇者らの発言などを、写真とともに伝えていく。

建設予定の実物大ガンダムを再現した、1/30スケールモデル(撮影:林佑樹) (C)創通・サンライズ
GGCの宮河恭夫代表理事。「夢を持ち続けること」「可能性に挑むこと」「課題を発見し、それを克服して進化すること」がプロジェクトの骨子であると語った

 建設するガンダムは、アムロが乗る機体として代表的な「RX-78-2」がベースだ。公開された1/30スケールモデルを見ると、現時点の技術で可能な限りガンダムを再現するものとなりそうだ。

 設備は、ガンダム本体とガンダムを背中側から保持する「GUNDAM-CAREER」、格納およびメンテナンス用の「GUNDAM-DOCK」、メンテナンスデッキと同じ高さからガンダムを見られる観覧デッキ「GUNDAM-DOCK TOWER」で構成される。


右手にある足場が特別観覧デッキGUNDAM-DOCK TOWER (C)創通・サンライズ
システムの概要 (C)創通・サンライズ

 まず、ガンダム本体の全高は18メートルで、重さは約25トン。作中でガンダムに採用されている「モノコック構造」(外板を湾曲させることで外板自身に応力を受け持たせる構造)ではなく、外装はカーボン樹脂。その内部には鋼鉄製の可動フレームがある。ガンダムのプラモデル「MGシリーズ」で採用される内部フレーム、もしくは「ムーバブル・フレーム」をイメージするといいだろう。

 関節には電動アクチュエータが搭載され、自由度は手を除いて24だという。発表会では具体的にどこが動くのか明言しなかったが、公開中のメイキング動画を見るに、腕や手、脚、首、腰までは動くと思われる。

観覧スペースからは全容を見渡せる模様 (C)創通・サンライズ
構造の概要図。アクチュエータはモーターと減速機、電動シリンダを併用している。また動作中に人は搭乗できないとあるが、模型を見るにコックピットが開きそうだ (C)創通・サンライズ
頭部などにはライトが頭部などにはライトが 頭部カメラや肩の末端、膝にはライトが搭載されるようだ (C)創通・サンライズ
肘部。予想以上に動きそう (C)創通・サンライズ

 ガンダムの腰の背中側はGUNDAM-CAREERと接続されており、これがガンダムを支えている。「ガンダムを歩かせる」という目的からすると、ガンダムの足踏みに合わせてGUNDAM-CAREERを前進させるもののようだ。模型を見ると、ある程度機体を上下に動かすこともできそうだ。

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