日本オラクルは1月22日、高級チョコレートを製造・販売するゴディバ ジャパンに、クラウド型の管理会計・予算管理ツール「Oracle Enterprise Performance Management (EPM) Cloud」を提供したと発表した。ゴディバ ジャパンは現在、海外法人を含むグループ全体の会計データの管理に同ツールを活用しているという。
ゴディバ ジャパンは2019年6月に、以前の親会社であるトルコのYildiz Holdingに売却され、独立系投資ファンドのMBKパートナーズの傘下に入った。新体制では、ゴディバ ジャパンがグループの本社機能を持ち、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの事業、日本と韓国の免税店事業、ベルギーの工場運営を手掛けている。
だが、体制変更後も各国の法人は異なる会計システムを使っていた他、ゴディバ ジャパンは旧親会社の連結会計システムを利用していた。そのため、決算業務の効率化に向け、ゴディバ ジャパンを軸とした一貫した会計システムを再構築する必要があった。
検討を重ねた結果、初期コストを抑えられる点、高い拡張性を備える点、保守性が高い点などから、Oracle EPM Cloudの使用を決めたとしている。現在は月次連結決算の算出が主な用途だが、今後は販売・生産・購買・在庫などの計画や、経費予算の管理にも同ツールを活用し、成長戦略を推進するとしている。
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