香川県は1月23日、子どものネット・ゲーム利用を制限する「ネット・ゲーム依存症対策条例案」についてパブリックコメントを始めた。香川県民の他、ゲーム制作会社、通信事業者なども対象とした。募集期間は2月6日まで。
同条例案は、18歳未満の子どものネット・ゲーム依存症を防ぐため、県や保護者、ゲーム制作会社などの責務を明確化するもの。2月の定例議会での成立を目指しており、成立すれば全国初のゲーム依存症に特化した条例になるという。
意見を提出できるのは、香川県内に住所がある人と、条例案11条に定められたゲーム制作会社や通信事業者。受付方法は郵送、持参、FAX、メール。条例案は県議会と県のWebサイトか県議会事務局や県民センターなどの窓口で閲覧できる。集まった意見や、それに対する県議会の考え方は2月下旬に県議会事務局や県のWebサイトなどで発表する。
ネット・ゲーム依存症対策条例案には、保護者に対し「子どものゲームのプレイ時間を平日は60分、休日は90分までに制限する」よう求める条文や、ゲーム制作会社に対し「過度に性的、暴力的なものやギャンブル要素が強いものについては、自主的な規制に努める」よう要請する項目もあり、1月10日ごろからTwitterなどで物議を醸している。
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