米Appleが1月28日(現地時間)に発表した2020年第1四半期(10〜12月)決算は、売上高は過去最高で前年同期比9%増の918億1900ドル、純利益は11%増の199億6500万ドル(1株当たり4ドル99セント)で、こちらも過去最高だった。昨年9月に発売した「iPhone 11」シリーズと、ウェアラブルとサービスが好調で、いずれも100億ドルの大台を超えた。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は885億ドル、1株当たり純利益は4ドル55セント)を上回った。
カテゴリー別の売上高は、iPhoneは8%増の559億5700万ドルで、総売上高の61%を占めた。Macは3%減、iPadは11%減、「Apple Watch」や「HomePod」、「AirPods」などのウェアラブルやアクセサリは37%増と好調だった。Appleが10月に発売した「AirPods Pro」は品不足の状態だ。
Appleが「シフトしていく」としているサービスは17%増で過去最高の127億1500万ドル。このカテゴリーには、アプリストアのApp Store、動画配信サービスのApple TVとApple TV+、ゲーム配信サービスのApple Arcade、Appleの直販店、有料サポートのApple Careなどが含まれる。
ティム・クックCEOは発表文で「iPhone 11およびiPhone 11 Proへの強い需要と、サービスおよびウェアラブルの記録的な販売で、Apple史上最高の四半期売り上げを発表できることに興奮している。同四半期のApple製品のインストールベースは現在15億ドルを超えている」と語った。
1〜3月期の予測は、売上高は630億〜670億ドル、グロスマージンは38.0〜39.0%とした。
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