米Googleは2月5日(現地時間)、Chromeブラウザで3種類の動画広告をブロックすると予告した。8月5日に開始する計画。
これは、同社が2016年に米ネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(IAB)などと立ち上げたオンライン広告改善のための団体「The Coalition for Better Ads」でのユーザー調査に基づいた改善。同団体には米Facebookや米Microsoftも参加している。
ブロックするのは8分未満の動画に表示される以下の3種類の動画広告だ。
1つ目は、本編前に表示され、最初の5秒以内にスキップできないプレロール広告および31秒以上の動画広告。
2つ目は、動画再生の途中に表示されるミッドロール広告。
3つ目は、再生中の動画の中央の3分の1を占めるか、動画の20%以上を覆う画像およびテキストの広告。
Coalition for Better Adsはこれらの広告を向こう4カ月以内に表示しなくなると発表した。Googleはこれに準じて、「これらの破壊的な広告を繰り返し表示するすべての広告の表示を停止する」としている。また、Google傘下のYouTubeでの広告も、この規格への準拠について審査する。
Googleは広告を表示するWebサイトのオーナーに対し「広告に関する問題レポート」でサイトのステータスを確認するよう勧めている。
Chromeブラウザユーザーの間で広告ブロックツールの利用が拡大しているが、Googleによると、2018年から迷惑広告対策を強化するにつれ、Chromeユーザーによる北米と欧州での広告ブロック率は大幅に低下したという。
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