フロリダ、オーランドに計画されていた第2のテーマパーク、ディズニー・ワールドは彼をたたえて「ウォルト・ディズニー・ワールド」に改称、71年に第1のテーマパーク、マジック・キングダムがオープンします。その後82年にオープンした2つ目のパークが「エプコット」です。
とはいえ、テーマパークとして登場したエプコットは、ウォルトの夢見た実験的未来都市とは懸け離れた、純然たるテーマパークそのものでした。そのエプコットと呼ばれるテーマパークは、印象としては「万国博覧会」といったところ。しかし(私を含む)ディズニーファンは世界でも一、二を争うレベルでこのパークを愛しています。その理由はやはり、ウォルトの思想がベースとなった場所だからでしょうか。
ウォルトの目指したEPCOTは、その全てが未実現というわけでもありません。移動手段として考えられていた交通システムとして、面積約110平方キロ(山手線1周の約2倍の広さ)のウォルト・ディズニー・ワールド内を移動するモノレールが作られています。アトラクションとしては、ピープルムーバー(トゥモローランド・トランジット・オーソリティー)も現実のものになっています。
さらに19年、新たな交通手段として輸送効率が非常に高いロープウェイ形式の「ディズニー・スカイライナー」もオープンしました。ちなみにピープルムーバーに乗っていると、東京ディズニーランドでもおなじみのスペースマウンテン内に、ウォルトが夢見た未来都市の模型を見ることができます。
この原稿を書き上げようとしたタイミングで、ディズニーがちょっと面白い動画を公開しました。
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