ここからはSambaの設定作業に移ります。設定ファイルは「/etc/samba/smb.conf」にあります。何かあった場合に最初から設定できるよう、デフォルトのファイルをコピーして残しておきます。
$ sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf_backup
では設定ファイルを変更していきます。以下のコマンドでnanoを起動してファイルを修正します。
$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
以下の内容をsmb.confの一番下に追記しましょう。
[raspberry_pi] comment = Share path = /media/pi/samba/public public = yes read only = no browsable = yes force user = pi
追記したらファイルを「Ctrl+x」で保存および終了させ、Sambaを以下のコマンドで再起動します。
$ sudo systemctl restart smbd
これでWindowsからもサーバが見えるようになっているはずです。エクスプローラーから「ネットワーク」を参照してみましょう。以下のように見えていればOKです。ファイルを転送したり、削除できれば成功です。
最後に、ラズパイにアクセスする際のパスワードを以下のコマンドで設定します。
$ sudo smbpasswd -a pi
これでラズパイをファイルサーバとして設定することができました。次回はNASシステムである「openmediavault」を使ったファイルサーバ構築について解説します。
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