HHKB HYBLIDの外観はこれまでのHHKBシリーズを踏襲しており、右下にあったHHKBロゴが無くなった以外はほぼHHKB BTと見分けがつかない。
今回レビューに使用したHYBRID Type-Sの英語配列無刻印モデルは、キートップから一切の印字が除かれたタッチタイピング専用のプロ向けモデルだ。今回のモデルチェンジで右下のロゴが無くなったため、正面から見ると一切の刻印が無いように見え、より一層ソリッドでシンプルな印象になった。
これだけシンプルになると、見た目の細かいところが気になってくる。HHKB HYBRIDは過去機種と同様に全体にシボ加工(しわ模様の加工)がされており、マットな仕上げとなっている。しかしキーキャップを外した面、つまりはキーとキーの間はシボが入っておらず、卓上のライトなどの光が反射してややギラついて見えるのが気になった。個人的にはここにもシボを入れるか、東プレの「REALFORCE R2」の付属品にあるキースペーサーのようなスポンジシートがほしいと感じた。
HHKB HYBRIDは冒頭で紹介したように、これまでの無線接続モデルと有線接続モデルが統合された機種だ。筐体はHHKB BTのものが継承されているため、無線用の電源となる単三電池のボックスが背面から出ている形状となる。
これまでコンパクトキーボードとして長方形のシルエットを長らく続けてきたHHKBシリーズだが、HHKB BTで電池ボックス部が飛び出たデザインとなったことで、ネット上ではあまりポジティブでない意見もあった。
HHKB HYBRIDでは電池ボックス部のデザインがやや短くはなったものの、HHKB BTと同様に飛び出ているのは変わりない。見た目のことを考えれば、スマートフォンやタブレットなどに使われるリチウムイオン電池などの充電池を使ってシルエットをすっきりさせる選択肢もあるだろう。
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