Googleさん
Googleマップで行方不明になったあの機能はどこに?
Googleマップ誕生15周年で刷新されたUI(ユーザーインタフェース)がうちのPixel 4にも降りてきました。実際に使ってみたところ、従来あった機能がどこに行ったのかちょっととまどったので、今日はそれをまとめてみます。
当初は、ロゴが変わった他は「画面の一番下にあるタブが3つから5つに増えたのね」とだけ思ってましたが、その分、左上の[≡]メニューが消えたのが、結構大きい変更だったのでした。タブも単純に2つ増えたんじゃなくて、「スポット」「通勤」「おすすめ」だったのが「おすすめ」がなくなって「スポット」「通勤」「保存済み」「投稿」「最新」になりました。
左上の[≡](ハンバーガーメニュー)がなくなった
Googleのサービス(Gmail、Googleドライブ、Google Play、Google Pay、連絡帳などなど)の多くでおなじみの、画面の左上にある俗に言う「ハンバーガーメニュー」(≡)がなくなりました。今のところこれまであった場所に薄く表示されてるんですが、タップすると下の右画像のような説明吹き出しが表示されるだけです。
[≡]をタップすると表示されていたいろんなものは、名称が変わったりしつつ、別の場所に配置換えになったり、リストラされたりしました。それぞれの行き先を書いておきます。
「マイプレイス」は「保存済み」タブになり、「マイプレイス」内にあった「保存済み」タブは「保存済み」タブ内の「リスト」タブになりました(ややこし)。
「タイムライン」(位置情報を有効にしておくと、毎日の移動履歴を記録・表示してくれる、個人情報だだもれだけど楽しい機能)は、「保存済み」タブの「リスト」タブの下の方に入りました。画面右上の自分のプロフィール画像をタップして表示されるメニューからもアクセスできます。
「自分の投稿」と「プロフィール」はマージされて「投稿」タブに、「メッセージ」は「最新」タブの中のタブになりました。
「現在地の共有」「オフラインマップ」「設定」は、右上のプロフィール画像のメニューに、「タイムライン」と一緒に移動しました。
「運転モード」はなんと、なくなりました。使いたい人は、Google製のウィジェットをホーム画面に置いておけば、それをタップすることでGoogleマップを運転モードで起動できます(ウィジェットを追加するには、ホーム画面の長押し→「ウィジェット」で「マップ」のウィジェットから選びます)。慣れればこちらの方が便利かも。
「Google Earth」へのリンクもなくなったようです。昔から、この2つはなんで統合しないんだろうと思ってるのですが、Googleマップはどんどん実用的になる一方、Google Earthは3DマップやVoyagerなど、娯楽的なものになっていっている感じです(Google Earthからもストリートビューは開けます)。
追加された「保存済み」「投稿」「最新」タブの役割
「保存済み」タブは上で紹介したように以前の[≡]→「保存済み」とは微妙に違います。この下に「リスト」「ラベル付き」「予約」「フォロー中」「訪れた場所」「地図」タブがまとまりました。
「最新」タブは、以前の「おすすめ」タブ+「メッセージ」タブです。
「投稿」は、上で説明したように「自分の投稿」と「プロフィール」をマージし、「ローカルガイド」の機能をまとめたタブになりました。ここから、口コミや写真を投稿したり、おすすめのお店をまとめた「リスト」を作成して投稿したりできます。
今回のUI刷新のキモは「投稿」じゃないかと思います。つまり、Googleマップをよりソーシャルなツールにして、食べログとかぐるなびとかのようなお店情報機能を強化しようしている感じです。
ロゴから地図を消して目的地を表す「ピン」だけにしたのも、Googleマップはただの地図ではなく、新しい場所や体験の発見を支援するサービスだからだとGoogleさんは説明していました。
なにしろGoogleマップ15周年にはスンダー・ピチャイCEOが自分で作ったGoogleマップのリスト、「ブリトーマップ」を公式ブログで紹介したくらいです。世界中を仕事で飛び回ってるピチャイさんが、東京やフィンランド、フランスなどで見つけたおいしいブリトーを食べられる18店のレストランをまとめたリストです。
日頃は「AI第一」を提唱するピチャイさんですが、こうした足で集める情報も大事にしてるんですね。でも、Googleマップはもちろん、AIをがっつり活用しています。
「最新」で紹介するお店に「おすすめ度」が表示されるのもAI機能の1つ。私もお店選びではこの「おすすめ度」をかなり参考にするようになっています。
2017年に発表したストリートビューで表示される手描きの看板や標識などの文字をディープラーニングで読み取って解析し、お店やストリート名の情報を追加する取り組みも進んでいます。「ナイジェリアのラゴスだけでも、2万のストリート名、5万の住所、10万のビジネス名を追加できた」と説明しています。
ユーザーのパワーとAIを活用するGoogleマップ。うまくいけば、これまでなかなかソーシャルサービスを軌道に乗せられなかったGoogleさんにとって、初の人気SNSになるかもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Googleさん
Google、その親会社であるAlphabet周辺の動きをゆるく追いかけていきます。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
日本人の大腸がん、約半数に“腸内細菌の毒素”が関与 40歳以下の発症は7割 東大・阪大が200人を全ゲノム解析
-
2
「コミューン」不正アクセスでLINEヤフー、Sansan、パナソニックでも会員情報漏えいの可能性
-
3
「お前たちのクラウドはわれわれのもの」 IDCFクラウドの管理画面に出た攻撃者のメッセージ 内容に運営元は
-
4
MicrosoftのナデラCEO、「SIモデルは“内部リスク”として扱うべき」とXに投稿 統制はモデルの外に置くよう提言
-
5
「男は狩り、女は採集」はどこまで本当? 約8割で女性も狩り、乳児連れの例も 過去100年の狩猟採集社会を調査
-
6
AnthropicのAI、未解決殺人事件で警察に虚偽の情報提供 米政権は「通知と是正は義務」と警告
-
7
JR東日本、「えきねっと」「ビューカード」などで漏えいか メルアドなど最大609万件 IDCFへの不正アクセスで【追記あり】
-
8
新作映画「バイオハザード」公開で原作ゲームも大盛り上がり? 劇場でマンガ家が頷いた、その理由とは
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
OpenAI、安全性研究者3人を解雇 本人らは「安全性を優先したため」と主張、同社は「機密情報の扱いに関する規定違反」と説明
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR