米Netflixは2月25日、日本の著名クリエイター6人とパートナーシップを結んだと発表した。世界190カ国向けにオリジナルアニメの企画や制作を始めるという。同社の動画配信サービスにクオリティーの高いアニメ作品のラインアップを拡充したい考えだ。
パートナーシップを結んだのは、CLAMP(以下代表作:カードキャプターさくら)、樹林伸氏(金田一少年の事件簿)、太田垣康男氏(機動戦士ガンダム サンダーボルト)、乙一氏(GOTH リストカット事件)、冲方丁氏(マルドゥック・スクランブル)、ヤマザキマリ氏(テルマエ・ロマエ)。制作する作品の詳細は今後発表する。
オリジナルアニメの制作だけでなく、原作に基づく出版物やグッズなどの展開もクリエイターとともに検討していくという。
Netflixの櫻井大樹さん(アニメ チーフプロデューサー)は「クリエイターの大胆かつ自由な創造をサポートし、自身最高の作品だと胸を張れる作品作りをしてもらうための環境作りに注力する」とコメントしている。
同社は2017年にアニメの専門部署を都内に設置。併せて日本のアニメ制作会社5社(プロダクション・アイジー、ボンズ、アニマ、サブリメイション、デイヴィッドプロダクション)と業務提携した。今回のパートナーシップ締結を含む一連の動きは、アニメの制作プロセスを発展化させる取り組みの一環だという。
Netflixは1月にジブリアニメの海外配信権を獲得した他、人気漫画「ONE PIECE」の実写ドラマをハリウッドのスタジオと共同制作すると発表するなど、日本のアニメ業界や作品へのアプローチに注力している。
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