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» 2020年03月03日 20時50分 公開

楽天モバイル、地方は実質“月額2980円で2GB” 今後のエリア拡大計画は (1/2)

楽天モバイルは、自社回線のエリア内なら月額約3000円でデータ通信無制限のプランを発表したが、地方には楽天回線が整備されておらず、実質的には月間2GBの上限がある。楽天はエリア拡大に積極的な姿勢を見せており、人工衛星を使った通信システムも視野に準備を進める。

[谷井将人,ITmedia]

 楽天の三木谷浩史会長兼社長は3月3日、同社が4月8日から始める携帯キャリア(MNO)サービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」を発表した。楽天の自社回線エリア内なら月額2980円でデータ通信が容量無制限で使えるが、地方のユーザーは注意が必要だ。東京23区、大阪市、名古屋市を除く多くの地域で使えるのは楽天がKDDIから借りている回線で、月に使えるデータ量に2GBの上限があるのだ。

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 楽天はこれまで、東京23区と大阪、名古屋を中心に自社エリアを展開。2020年3月には23区ほぼ全域をカバーするに至った。一方、地方では3月の時点で、ほぼ全ての地域がKDDI回線と整備が遅れている。KDDI回線や海外で使える通信データ量は月間2GB。上限を超えた場合は128kbpsの速度制限が付く。500円を支払えば、通信データ量を1GB追加できる。

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 この2GBという数字について、発表会では「2GBが上限だとユーザーが不満を感じるのでは」という質問が出たが、楽天モバイルの山田善久社長は「できるだけ自社回線のエリアを急速に拡大して自由に上限を気にしない世界を作っていきたい」としたうえで、「世の中のプラン(の価格)を見てもそんなに極端に低い数字ではないと思っている」との見方も示した。

 ユーザーは4月8日以降、通信状況や利用料金が確認できるアプリ「my 楽天モバイル」上で、自分が今使っているのが楽天回線なのか、KDDI回線なのかを確認できる。使う回線の意図的な切り替えはできない。

 「月額2980円でデータ通信が無制限に使えると思ったら、上限が2GBだった」――とならないよう、事前に自分の生活圏が楽天回線のエリア内に入っているか、公式Webサイトのエリアマップで確認する必要がある。

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