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» 2020年03月18日 07時00分 公開

東京都の新型コロナ対策サイト“爆速開発”の舞台裏 オープンソース化に踏み切った特別広報チームの正体(2/4 ページ)

[谷井将人,ITmedia]

3月2日、サイト制作を発注→2日で完成

 東京都は、データの収集やサイトの要件などをまとめるのと同時に、サイト制作の委託先を選定。行政組織のWebサイトやサービスなどの制作を請け負う一般社団法人コード・フォー・ジャパン(東京都文京区)が担当することになった。

 天神さんによると、東京都はコード・フォー・ジャパンに、個人情報など機微な情報の取り扱いには十分に注意したうえで、“なるはや”でサイトを作るよう注文したという。

 コード・フォー・ジャパンは2日から開発を初め、3日の夜には公開までこぎ着けた。

早さの理由は「小規模開発」「アジャイル開発」

 天神さんによると、アイデア出しから1週間でWebサイトを公開するのは、「べらぼうに早い」という。対策サイトの開発が高速で進んだ要因は、開発規模の小ささとアジャイル開発にある。

 井内さんによると、規模にもよるが、東京都においてWebサイト制作にかかる期間は2カ月以上になる場合も多いという。新型コロナウイルス感染症対策サイトが普段通りの規模感で開発されていた場合、公開は5月以降になっていたかもしれない。

 今回、コード・フォー・ジャパンとの契約期間は1カ月未満と短かったという。特別大規模な開発ということもなく、東京都としては重要だが小さな規模のプロジェクトという扱いになる。

 小規模プロジェクトだったことや、新型コロナウイルス感染症対策の緊急性が高いこともあり、制作にかかる時間が大幅に短縮できたという。

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