NTTドコモは3月30日、IoTサービス向けの通信方式「NB-IoT」を終了すると発表した。経営資源の集中が理由としている。終了は発表翌日の31日。
NB-IoTはセルラーLPWA(モバイル通信を用いた省電力広域通信)の一つ。IoT向けの通信規格の中でも電力消費が少なく、少量のデータ通信を低頻度で送信するのに適した通信方式だ。
ドコモは2019年4月25日に提供を始めたが、1年未満での撤退となった。終了の発表から終了までのスケジュールが1日間と短いことについて、「利用者数は公表していないが、利用者には事前に終了を告知している」(同社)とした。
同社は、セルラーLPWAである「Cat.1」や「LTE-M」については引き続き提供していくという。
“100キロ先に届く”IoT通信、ソニーなどが開始 20年度に全国展開へ
LPWAで足まわりを強化 KDDIの法人向けIoTクラウドサービス戦略
ドコモ、IoT向けに新プラン 通信量200KBまでは月額150円
「LPWAが抱える課題の大半を解決」 IoT向けWi-Fiの実用化を目指す「802.11ah推進協議会」発足Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR